「会議の生産性を高める 実践 パワーファシリテーション」

教科書的な理論だけではない、現場で使える「実践知」に基づいた、まさにファシリテーション本の「決定版」と自負しております。お読み頂ければ、皆様が今まで目にしたことのあるファシリテーション解説本とは一線を画している書籍であるとご理解頂けるはずです。多くの企業で数年間ファシリテーション研修を行って参りましたが、その集大成とも言える書籍です。

その内容を簡単にご紹介します。

1章 ファシリテーションの基本的な概念

ファシリテーションとはそもそも何なのか?現場で実践するためのポイントとは何なのかについて、今まで実際にファシリテーションを実施してきた中での経験と感覚をもとに解説する章です。ここで私の、ファシリテーションに対する基本的な考え方がご理解頂けるかと思います。

2章 ファシリテーションの技法① 議論の構成をデザインできる

丸腰で臨む議論はありません。合意形成に至る迄の、議論の構成、つまり「アジェンダ」を構成するスキルは、ファシリテーションに必須です。それを、筆者オリジナルの切り口、議論のタイプ「5つのS」を使って構築する方法について解説します。これは、自身がファシリテーターでなくても、議論に貢献するために、意識しなければいけないものです。

3章 ファシリテーションの技法② アンテナを立て、的確な問いを立てられる

ファシリテーターの真骨頂とも言えるスキルが「問い」を立てるスキルです。いい問いを立てなければ、いい情報や知恵を引き出すことはできません。かといって、質問の文例を片っ端から憶えることなど不可能。必要なのは、議論に臨む上での「意識の持ち方」です。それを「4つのアンテナ」という切り口に整理し、現場でわかりやすく再現できる様にしています。

4章 ファシリテーションの技法③ 出てきた意見を整理出来る

議論で幾つかの意見が出てきたとしても、そのまま次の議論に進めたり、意思決定できるかというと、そんなことはありません。それらを整理してから次に進めなければ、議論は効率良く進みません。議論のタイプごとに、出てきた意見を整理するための、現場でよく使われる代表的なフレームワークや、使う際の注意点について解説します。

5章 ファシリテーションの技法④ グラフィックを効果的に使える

議論を正しく進めていくために、そして前述のフレームワークを活用するために、ホワイトボードを上手く使いましょう。かといって、あたかもPOPを描くような、高度なグラフィック技術は不必要。リアルに現場で必要となる技法のみにフォーカスし、誰でも簡単にファシリテーショングラフィックが描ける技法を解説します。

6章 ファシリテーションの技法⑤ 議論のスタックから抜け出せる

ファシリテーションで、最も難易度が高いのが「議論のスタックからどう抜け出すか」ということ。但しこれは、現場の議論で頻発する状況であり、これを避けることはできません。ここでは、議論がスタックする状況の内、最も難易度が高い「意見の対立」にフォーカスし、その状況を突破するための現実的は方法について解説します。


以上が、本書籍の構成です。如何でしょうか。ご興味をお持ち頂けましたでしょうか?

本書は、自分自身のファシリテーションの実感値や、多くの方とファシリテーションについて語り合った中で得られた、まさに「ホンネ」に基づいて作成しました。ですので、きっと色々な部分で「あーそんな状況ある・・」と感じて頂ける内容になっているはずです。もちろん、そういう状況の突破方法についても解説しています。

発刊後に、「弊社の人事部トップの方からレコメンドされました」と、小職のセミナーにお越し下さる方がいらっしゃったり、会議/打合せのバイブルとして活用していると、感想を頂いたり、手応えを感じております。我ながら、いい出来だと感じております。たまに自分で読み返しながら「おーいいこと書いているなぁ・・・」なんて思うこともあります笑

是非、お目通し下さいませ。

 

また、不定期でファシリテーションに関するセミナーなどを開催しております。いち早く皆様に情報をお届け致しますので、是非私のX(旧Twitter)をフォロー下さいませ。

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